イオン北海道株式会社様
イオン北海道のDX戦略。UI/UXの改善で情報の距離を縮め、店舗とデジタルのシームレス化を実現
課題
- 北海道内のイオン(GMS)39店舗各店の特有の情報を、ご利用する地域のお客さまにスピーディにかつ詳細にお届けすること
成果
- WEBサイトリニューアルのタイミングで店舗ページに各店舗がスマホひとつで情報をアップできるコンテンツを独自で構築。
お店が直接WEBサイトを更新できることで、情報の正確さ、タイムリーな情報提供が可能になった。
(フュージョンのご支援内容)
- イオン北海道とマックスバリュ北海道合併後のデジタル全体の方針を策定し、WEBサイトの役割を再定義のうえ、WEBサイト上に店舗投稿システムを設計・実装
- クライアントのプロジェクトマネジメントの円滑化を図るため、社内外調整や複数部門の橋渡しなどの伴走支援を実施
イオン北海道株式会社様の事業内容
イオン北海道様は、北海道地区のイオン、イオンスーパーセンター、マックスバリュ、ザ・ビッグ、まいばすけっとなどを展開しています。
【イオン北海道様公式WEBサイト】
https://www.aeon-hokkaido.jp/home.html
(左)フュージョン株式会社シニアクリエイティブプランナー 加藤 敦司
(左中央)営業本部営業企画部 デジタルプロモーションマネージャー 若園 明弘様
(右中央)フュージョン株式会社ビジネスグロース室 室長 三浦 久恵
(右)フュージョン株式会社アカウントプランナー 花谷 大輔
クライアントが抱えていた課題
水面下でWEBサイトリニューアルに向けた検討を行っていた矢先、イオン株式会社から「イオンデジタル方針」が発表されました。
WEBサイトにすべての情報を集約し、アナログな店舗を巻き込みDXを加速させ、WEBサイトを通して店舗・ネットスーパーへの送客を実現することが重要課題でした。そこで、WEBサイトで各店舗のコンテンツをお客さまに届け、店舗に足を運んでもらえるように、スマートフォンからでも投稿できる店舗投稿システムを構築することにしました。
フュージョンをパートナーに選んだ決め手、取り組みの効果について、営業本部営業企画部の若園様と、イオン札幌麻生店若槻様にお話を伺いました。
フュージョンに依頼した理由
若園:もともとイオン北海道のWEBサイトを運用していたフュージョンさんであれば、イオン北海道のデジタル方針を理解しつつ、各担当部署との調整もスムーズに進めてくれると思いました。
フュージョンさんに依頼することで、自身だけでは目の届かない課題の発見や解決までの道筋を立てやすかったので、とても助かりました。
導入に向けたセキュリティ観点とリアル店舗での推進
若園:「日常的に対面(アナログ)でサービスを提供することが主である店舗従業員がWEBサイトを更新する」このスキーム自体に大きなハードルがありました。
また、誤った情報がWEBサイトに公開されないよう、セキュリティ面の考慮やルールも必要でした。
今回は権限階層を分け、投稿者・承認者を経て公開される仕組みを導入し、店舗従業員への教育は、エリアごとにサービス説明会を開催しました。加えて、店舗従業員が参照できる動画マニュアルも作成し、各店が積極的に自店の情報発信に取り組めるよう環境整備を行いました。これらがDX推進の成功基盤を担ったと考えています。
若槻:スマートフォンで店舗のお知らせ情報を手軽に投稿できる仕組みは、大変業務の助けになりました。
以前は、来店されるお客さまはチラシを見て来るのが普通だと思っていましたが、最近は新聞を取らずにWEBチラシを見るようになってきています。
店舗投稿システムでは、チラシには載っていないフェアや催事などの独自情報をサイトに載せることができます。投稿内容から事前に売場を見て頂き、雰囲気も感じ取ってもらうことで、「こんな感じなら行ってみようかな」と思ってもらえるようにしたいと、日々実践しています。
※イオン札幌麻生店のWEBサイト店舗投稿内容
若槻:個人的にはこういった更新作業はあまり得意ではないのですが、みんなで使いながら一緒に覚えて慣れていっています。また、こういう操作に慣れている売場の担当者を見つけて、周りのスタッフにも普及させるように心がけています。
投稿したものをみんなで確認しながら、「この商品はこの売場にも置くと、もっと手に取ってもらえるかも」などと話して実践することもあります。ただきれいな売場を作るだけではなくて、売場の改善になる気づきも得られるので、来店するお客さまへのお知らせだけでなく、自分たちにとっても役立つと感じています。
フュージョンの強みについて
若園:ずばり、愛があって寄り添ってくれるところです。こちらの立場になって色々考えてくれますし、遠慮なく議論を交わすことができる関係性を構築することができます。
フュージョンさんとは、同じ目的に向かって本音をぶつけあい、伴走してくれるのが良いところです。マーケティングという部分で課題があれば広く支援してくれるので、多くの企業にもおすすめできますよ。
今回の施策の成果と満足度
若園:イオン北海道の各店舗にて、店舗の独自性を活かしたサイト更新をスマホひとつでできるようになり、タイムリーな情報更新が可能になりました。
イオン北海道のWEBサイト運用実績を踏まえて、最適なサイトリニューアル案を出してくれたことや、リニューアルを行うにあたっての各部署との調整や課題解決の推進まで行ってくださり、大変満足しています。
今後のイオン北海道のお客さまとのコミュニケーション
若園:WEBサイトもアプリもテレビCMも、すべてひとつの手段に過ぎません。例として、新聞の購読率は下がっています。高齢者の方は新聞やチラシをご覧になる方が多い一方、若い方はそうとは限りません。その時々でお客さまの情報の受け取りスタイルは変わります。
状況や時代を考えて、お客さまとのコミュニケーションをどのように構築できるか、これからもメディアミックスを考えながら情報を届けて、一人でも多くのお客さまに来てもらえる環境を作っていきたいです。
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