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正しい事を伝える事が、正しいのか

佐々木 卓也
2020-05-24

当社が全社在宅勤務を指示してから、1か月半以上経過しています。
緊急事態宣言の解除報道もあり、6月から一定の経済活動を
細心の注意と共にリスタートする事になりそうです。

まだまだ感染が不安であり、子育てや親の介護等、
在宅から出社勤務へ戻す事が簡単ではない社員も多い事から、
国の解除宣言が解除されても急に出勤せよ、とはせず
当社では現在612日(金)まで在宅勤務とし、準備期間を設ける事にしています。

今回の外部環境の変化による強制的な在宅勤務の取り組みによって、
勤務時間の管理や成果把握の在り方など、沢山の学びがありました。

大人数WEB会議も、なぜ今まで積極的にやってこなかったのだろうと思うほどです。
今後のフュージョンの働き方改善において、積極的に取り込んでいきたいと思っています。

また、先日初めてオンラインセミナーを開催させていただきました。
withコロナを生き抜く リテールストアチェーンはAIでどう変わるのか」をテーマに
ディスカッションしています。

長時間の動画ですが、ご興味のある方是非ご覧ください。
https://www.fusion.co.jp/news/2020/05/18/

リテールストアチェーンはAIでどう変わるのか?.jpg


その中で私が気になった事項は、今回のブログタイトルでもあり
動画中でも北大 川村教授がお話をされている
「正しい事を伝える事が、正しいのか。」です。

例として、
「ドラッグストアには朝マスクが並んでいて、自分は買えた。」
「予約困難店が空いていて、自分は昨晩食べられた。」という情報は正しいが
それによってお客様が殺到し、少数の発言・発信によって
所謂「3密」問題を多数生み出してしまった、など・・・

「誰」に対して伝えているのかわかっているのであれば、
ごくわずかな人の為で問題も起きなかったし、喜ばれたのかもしれません。

SNSで発信した場合は誰が見ているかわからず、その後の状況も予測困難だとすると、
やはり発言に気を付けるべきなのか。
逆にSNSなのだから発信は自由で情報を受け取る側の判断が重要なのか・・・など
色々と考えさせられました。

私たちフュージョンのダイレクトマーケティングの仕事は、
「必要な情報を必要なタイミングで必要な人に伝える」仕事です。

確実なのは、正しい事を伝える事が、
伝える相手、関係性、言葉遣い、タイミングなどで
間違いになる場面もあるということです。

だからこそ、
一人ひとりの行動を良く観察し、可視化すること、
メッセージを受け取った側の感情や行動を予測、推察すること が重要であり
まさしくダイレクトマーケティングの必要性が高まっているのかもしれません。

Think out!
最後まで読んで頂いてありがとうございます。

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