昨年くらいから、「CBT」という言葉を良く聞く様になりました。
CBTとはcross border trade、まさしく国を越えての商取引の事を指します。
海外の人は日本の商品を欲しがっている。
日本の企業は、海外の顧客に商品を販売したいと思っている。
円安の影響も受け、インバウンド効果もあり、初期投資の少ないECを舞台に
海外取引に目を向ける方が多くなっている様に感じます。
佐々木の元にも、
「海外向けにEC販売出来る商材はないか?」
「海外向けにEC販売したいけれどもどうすれば良いか?」
など、相談が良く来る様になりました。
ECのシステム(翻訳や決済)、
物流(在庫物流センターや配送)の仕組みが整備され、
大手各社からサービスリリースが相次いでいますが、
下記の様な課題がまだ存在しています。
例えば・・・
①温度帯の問題(常温・冷蔵・冷凍)→品質に影響
②法律の問題(各国薬事法など)→品揃えや保証に影響
③関税の問題(商品カテゴリ毎の税率)→価格へ影響
④人材の問題(各国言語での商品の表現や問い合わせ対応)→サービスやプロモーションに影響
海外に商品を販売するための、
注文を受けてから配送するまでの行為自体の環境は整備されてきていますが、
いざマーケティングの4P、「商品」「価格」「プロモーション」の話になると
急にノッキングする事が大きく、最終的に並行輸入の様な形で
大きなビジネスに成長させるには課題が多い状態です。
いきなり多国展開せず、一か国一都市ごと、
丁寧に課題解決していかないと、上手くいかないのでは、と思ってしまいます。
ECや物流システム先行ではなく
今後は「商品」に向き合って課題を解決するサービサーの出現を期待しています。
Think out!
最後まで読んで頂いてありがとうございます。