FUSION LOGO
close

不合理な中に価値がある!?

佐々木 卓也
2014-05-18

世の中では特に最近、ビッグデータ分析ブームも相まって

意思決定の精度を上げるために「合理的」に物事考え行動する事が大事で、

大げさに言うと、(仕事も人生も)合理的に物事にアプローチすることが

正しい進め方に違いない、ライフハック!と断定的にと説く人も多くなった気がします。

もちろん確かに一理あるのですが・・・

40歳手前の経営者として、社会人として、消費者として、

すべてが合理なほど経営も仕事も生活も人生も、

そんなに簡単じゃないよ、と感じる場面も増えました。

世の中には不合理な事が沢山あります。

不合理な環境に身を置くことで、見える世界があります。

データを沢山扱い、たくさんの合理を企業に推奨しサポートする会社を経営する者として、

何を言っている!とお叱りを受けるかもしれませんが(汗)

人間は感情で生きていて、感情の中で判断する生き物とすれば、

合理的な取り組みも、感情が成功を左右するのではないかと、最近特に思います。



人は一人で生きられない、会社も一人では動かせない。

とすればどうやって人を動かし、会社の中で自分のやりたい事を成し遂げるのか。

率先して不合理の中に身を置き、「なぜ不合理な状態なのか」を理解しようとする

事ではないでしょうか。

不合理な状態を横で見ながら、合理さをいくら声高に叫んでも

中に居ない以上は、状況は変わらないのではないかと。

(ちなみに合理的なことが佐々木が嫌い、という話では無いのであしからず。

 どちらも重要と言いたいのです。)

私の尊敬する現役の商社マンは「商売は複雑に」と良く言っていました(笑)

ちなみに上記とはちょっとずれるかもしれませんが、こんな本があります。

お買い物の分野で「不合理さ」を行動心理学で解き明かしています。

『予想通りに不合理』

なんでコンビニのコーヒーより何倍も高いカフェでコーヒーを飲むのか?

松竹梅のメニューがあると、なぜ竹を選べるのか、

5%割引きが60%の人にあたる、よりも60%引きが20%の人に当たる、の方が魅力的に感じるのか。

薄謝だと断るが、ボランティアで業務を依頼したところ、多くがYESと回答したなど・・・



人間の欲求心理と行動を解き明かしている本で楽しく読めます。

ご参考まで!

Think out!

最後まで読んで頂いてありがとうございます。

  • facebook
  • mail

関連する記事

マーケティングに役立つ資料ノウハウを公開中!

メルマガ登録

役立つマーケティング情報やセミナー情報、弊社のサービスのご案内等をお届けします。