データ分析のミーティングやプロジェクトで
クライアントと一緒に数字を見ている時間が長いと
インデックスが高い低い、時系列で減った増えたを
現象面を伝えたり、表現するその作業ばかり気になって
なぜその状態になったのかわからなくなる瞬間があります。
個人的には「なぜそうなった?」と感じ考える事が、分析する上で
一番大事なスキルのではないかと思っています。
数字は「価値」を表していると思います。
企業の数字であれば、その企業が社会に与え、与えられている価値、
社会の数字であれば、人々の暮らしや教育、経済や政治・国の現在の価値。
なかなか出来ないのが、
数字を通して「背景」「環境」や「経緯」、「相関」「要因」を感じる事。
最近のビックデータブームやデータサイエンティストといったワードに
乗って肩書を持ってる人はたくさんいますが、
果たして出来ているのか疑問な場面にも出くわします。
例えば身近な話で・・・
なぜトマトを買う人の25%はチーズを買うのか?
なぜヨーグルトとサラダ買う人は同じ世代なのか?
なぜキノコの山より、たけのこの里の方が売れているのか?
現象面だけわかっても、「背景」や「要因」を感じられないと
それは分析ではなく、報告にすぎないのです。
そしてもっと大事なのは「目標・目的」「未来」を感じられる事だと思います。
データ、数字から「気」みたいなものを感じられると
その価値が何倍にもなる機会を得るのかもしれません。
もしくは「気」を数字で表せると、最短ルートを通る事が出来るのかもしれません。
私が今まで出会った優秀なマーケターは、大抵この「感じるチカラ」が凄く強いで
何やら最後は抽象的ですが(笑)弊社のスタッフ含め、
数字を集計・表現するチカラと同時に、
数字を感じるチカラを養って欲しいと強く願っています。
Think out!
最後まで読んで頂いてありがとうございます。