先日Facebook経由で読んだのですが、
アメリカのマーケティングWEBサイトClickZ.comで
正月期間中に最も読まれた記事として、
「2014年、デジタルマーケティングパンチリスト「やるべき7つのこと」」が紹介さ れていました。
パンチリストとは、主にエンジニアリングや建設業界で使う言葉で、
やっていなければ、やらなければならない事をリスト化したものだそうです。
(良い言葉なので、活用しようと思います!)
本題に戻りますが、その7つとは・・・
①すべてのビジネスデータを1カ所に集約させること
②マーケティングパートナーとデータを共有すること
③データやセグメンテーションを活用すること
④2014年度中にすべての数値情報を統合すること
⑤コールセンターやDMなどの非デジタルチャンネルも統合すること
⑥店舗内の商品にQRコードを付与したりWi-Fi環境を整えたりして
デジタル顧客を取り込むこと
⑦ソーシャル専任チームを置いてソーシャルメディア上の顧客対応
を向上すること
だそうです。
まとめると、
「チャネルを統合する」
「データを活用する」
「専任チームを置く」
ということですが、これはアメリカだけではなく
日本でも同様の最近のマーケティング課題と感じています。
実際に弊社にリクエスト、相談される案件でも
よく話を聞いて整理すると、
「統合」「活用」「人材・組織」の課題に辿り着きます。
「統合」は、チャネル毎にその都度自社開発、あるいはASPを採用して
長年積み上げたシステムとデータベースを構築している企業が多く、
また、現場での運用が複雑に絡み合っているので、
全社的なプロジェクトにしないと進みにくい為に
実際には統合のハードルが高い企業が多いです。
「活用」は「専任チーム(人材・組織)」と深く関係ありますが、
信頼出来る人材とデータをリアルタイムに活用できる体制を作るためには、
社内で人材への教育コストをかけるか、
上記にあるようにマーケティングパートナーを見つけて共有するかのどちらかだと思います。
そんな課題感の中で上記7つのパンチリストを実現・達成するには、
マーケティング部門だけでは無く、
このパンチリストを会社全体の課題として捉え、
クリアしていく為の体制を作る経営者の意識が一番大事かもしれません。
CMO(Chief Marketing Officer)といった職種が最近注目されるのもこの流れと思い ます。
マーケティングノウハウは無形の会社資産であること、
それを下支えするのは社内にある統合されたデータであるということを
理解する事が大事と思っています。
Think out!
最後まで読んで頂いてありがとうございます。