「マーケティング基礎」の講義の中では、
「ターゲット」や「利用シーン」を推察し、顧客の生活の課題解決を中心に置いた、
いわゆる「顧客視点」からの商品・サービス開発の話を良くします。
例えば商品開発をする際に「時短」や「用途別」といった視点は
良くテーマになります。
しかしながら・・・
道具が時間を短縮して、手間を省くものだとしても、
実は道具を準備したり、選ぶ時間で手間を生んでいませんか?
また用途別で便利な道具だったとしても、
実は保管でかさばったり、場所を取ったりしていませんか?
人間の生きる時間は24時間です。
寝る時間が急に減ったりする事も中々ありません。
また今の棲家が急に大きくなって急に収納スペースが広がったり
給与が急に上がったり下がったりする事も日本ではあまりありません。
だからこそ、引っ越しや結婚、出産、就職転職等の
ライフスタイルの大きな転機が
マーケティング的にも顧客のライフスタイル変化によって機会を生み出し、
大きなビジネスを生む、と考えられていますし
実際に周辺の市場も大きいのだと思います。
今だと、「スマートフォン」を持つ事が大きな転機なのでしょう。
起きている時間の合間を縫って、インターネットと繋がる事自体が
この数年起きた大きなスタイルです。
でも実はアプリに振り回されていませんか?
通勤の際はこのアプリ使って、食事の際はこのアプリ使って、寝る前にこのアプリ 使って等。
嬉しい楽しい悲しいをSNSに書き込んで・・・汗。
道具を使いこなすのは自分自身、最終的には自分の意思です。
何が一番自分自身にとって便利なのか、
情報過多、取捨選択の時代に「考える」「決める」力がより必要な気がします。
Think out!
最後まで読んで頂いてありがとうございます。