最近クライアントとお話ししていて、
マーケティング部門の必要性、またその最高責任者である
CMO(Chief Marketing Officer)の重要性を議論することが多くなりました。
小売業・通販業においてマルチチャネルを活用しリピート促進の為に、
店舗営業部門・通販部門・WEB・EC部門を横串して施策推進する部署として
マーケティング部門の重要性が認知され始めている様に感じています。
推進を後押しするのはもちろんテクノロジーなので
IT部門が両輪、また推進役としての役割を担います。
その事を理解している大手ITベンダーは、
営業先をCIOからCMOに標準を合わせて営業している、と先日聞きました。
NRIが12月のメディアフォーラムで発表した資料から・・・
日本企業では、CMOの役職が有る企業が約11%、
またマーケティング部門とIT部門の連携を定期的ににとっている企業は約14%に留 まっています。
(広報・宣伝、リサーチ系の統括、または営業部門の調整役に留まっている企業もい ますが)
今後は顧客接点をマーケティング視点で考えた際に
チラシ担当とマス担当、WEB担当といったメディアごとの担当という事では無く、
マーケティングデータを読み解き、それらを意思決定データとして活用しながら
例えば・・・
・新規顧客獲得マネージャー(KPIは見込み顧客の流入経路の開拓と新規顧客獲得率 等...)
・既存顧客維持育成マネージャー(KPIはリピート率と離反率等...)
これらを統括するのがCMO、といった組織も今後考えられますね。
先日のブログに書いた、マーケティングオートメーションの考え方も、
テクノロジーがマーケティングの部門を後押しする事項の一つだと思っています。
顧客の関係性がマルチチャネル化し、関係維持の考え方が変化する事に合わせて、
企業内の組織の在り方も見直すタイミングが来ており、
来たる2013年はその動きが益々加速するのでは無いかと思っています。
Think out!
最後まで読んで頂いてありがとうございます。