普段の何気ないスーパーやドラッグストアでのお買物。
様々な理由があって顧客は財布からお金やカードを取り出し、
「お買物」というアクションに辿り着いています。
その様々な理由、いわゆる「消費者インサイト」を沢山イメージし、
顧客のニーズにあったマーチャンダイジングを計画するのが
メーカーや小売業のマーケターの役割です。
とはいえ、なかなか売れない時代。
そんな簡単にイメージ通りにはいかないのが現実です。
「消費者インサイト」が多様化・細分化したことで、
「なぜ売れたのか」がわからない、理由がはっきりしない、という声をよく聞きます。
「複合的な要因が作用」し、一つの商品が売れる理由を
把握、検証する事が難しくなってきています。
近年、ビッグデータ解析含めテクノロジの進化によって
様々な理由をデータで補足することが出来る様になり、要因をデータから探ろう、
という機運が高まってきています。
お買物を左右する要素、あなたはいくつ挙げられますか?
例えば・・・
●住環境・暮らしによって左右される要因
・季節
・天気
・気温
・旬
・社会催事・ライフスタイル
(入試・入学・長期連休・妊娠・出産・結婚・離婚・転居・就職・転職・リタイア・ 年金・死別等)
●小売業によって左右される要因
・セール
・ランキング
・機能比較
・価格
・店内演出
・マネキン呼び込み
・テレビ番組
・クチコミ
・ソーシャルメディア(レシピ
・WEBサイト(2ch・ニュースサイト)
・ブログ(芸能人・有名人ブログ)
●メーカー・商品に大きく左右される要因
・ブランド
・産地
・生産者、職人
・規格
・サイズ
・等級
・フレーバー
・カラー
・効能
・素材・原料
●ムーブメント・欲求によって左右される要因
・トレンド
・欲求(美・痩身・筋肉・長寿・健康・恋愛)
・回帰・懐古
・シリーズ
・テクノロジ
・教育・介護
・海外独自
これだけの要素が複雑に絡みあって「お買物」がなされているとすれば
簡単に売れないとマーケターが頭を悩ますのもわかる様な気がします。
全ての要素まで完璧には出来ないまでも、いくつかの要素がデータ化され、
作用点がデータから見出せたなたら、それは自社の企業ノウハウとして蓄積すべきで す。
これだけ沢山の要素が詰まっているからこそ、
マーケターにとってお買物を科学する事は楽しく、発見や驚きが詰まっているのだと 思います。
Think out!
最後まで読んで頂いてありがとうございます。