先日ニュースにもなっていましたが、目下成長中のファッションECポータルサイト
ZOZOTOWNの四半期決算の報告で発表された内容について、興味深いポイントがありま した。
ファッションニュースサイトでの記事はコチラ
①紙のカタログを会員に直接送付して、
商品番号を入力するとWEBで購入できる「ゾゾカタログ」の廃止。
②ZOZOTOWNがスポンサの深夜のテレビ番組で、オシャレなファッションで
女子がラーメンを食べ、最後に来ている服を紹介する、という「美少女ヌードル」 の廃止検討。
非常にはっきりした意思がありました。
「カタログ・テレビ番組を見た方がZOZOTOWNにこない」⇒集客効果がない
「購入につながらない」⇒コンバージョンに繋がらない
が廃止の理由だそうです。
もちろん他の側面での考えとして・・・
カタログは、クリエイティブや注文までの導線工夫、
TV番組は、視聴率や内容等もあると思いますが、
ECの世界は集客・閲覧・購入・リピート率等、全て「データ」で判断出来る環境が
初めから整備されていますので、カタログは数回、テレビは数クールで終了、
というスピーディな判断に至れたのだと思います。
リアル小売業の世界だと、各施策の影響度があいまい過ぎて判断が鈍りがち、
ブランディングと言う言葉(否定するわけではありません)で効果を長期的に
捉えたりしがちですが、成長しているEC企業はこうやってノウハウを蓄積していると
考えると非常に脅威に感じた次第です。
それではEC販売が全て最高に効率が良い、
と言うわけでは現時点で決して無く、
マルチチャネル化が進む事、
またOtoO施策が当たり前になる事は不可避な世の中になってきました。
販促投資の在り方を「よりスモール」に「よりスピーディ」に
サイクル化出来る企業が強い企業になると思っています。
Think out!
最後まで読んで頂いてありがとうございます。